高血圧と診断されて多くの方が服用している「降圧剤」
その種類の中でも『オルメテック』という
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)の降圧剤を飲んでいる人は
結構と思います。
そして、そんなオルメテックを服用している人から
「降圧剤の『オルメテック』を飲んでいるのだけど、グレープフルーツを食べても良いのか?」
このような質問を度々私は受けます。
で、最初は私は医療従事者であることから
「なぜ、そんなに当たり前な質問をするのだろうか・・・」
と思ったりしましたが、
テレビや雑誌などのメディアの情報で血圧の関しての知識を得ると
「降圧剤服用している=グレープフルーツはダメ!」
と言っているように見えるものが非常に多かったので
「これでは無理ないな・・・」
と感じるようになりました。
そこで今回は
「オルメテックはグレープフルーツを食べても副作用はないのか」
のついて、できる限り丁寧に答えていきたいと思います。
目次
グレープフルーツがダメなのは「Ca拮抗薬」
と言うことで、
いきなりサブタイトルにて答えを言ってしまいましたが(笑)
オルメテックを服用している状態で
グレープフルーツを食べても全く問題はありません。
なぜなら、グレープフルーツがダメなのは
オルメテックのようなアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)ではなく、
「Ca拮抗薬」だからです。
ちなみにCa拮抗薬に関しては、
こちらの記事に色々と書いてあるのですが、
アダラート、ノルバスク、カルブロック等の薬で、
血管の中に存在する「血管平滑筋」という筋肉に
カルシウムイオンを入ってくるのをブロックさせることによって
「血管平滑筋」の収縮を抑え、血圧上昇を抑えるものとなります。
で、この作用がグレープフルーツを食べてしまうと
薬が効きすぎてしまうからこそ、
グレープフルーツを食べることは禁忌と言われているのです。
そして、今回テーマにあげた「オルメテック」ですが、
オルメテックは、血圧を上げる物質である「アンジオテンシンⅡ」という物質の作用を邪魔し
その結果、血管収縮や体液貯留、交感神経活性亢進を抑制し、血圧を下げる効果がある
と、先ほど紹介した「Ca拮抗薬」とは血圧を下げる過程が全く違うのです。
ですから、オルメテックを服用していても
グレープフルーツを食べても何も問題はないのです。
しかし、オルメテックは妊婦、授乳婦が服用してしまうと
妊娠期間、分娩時間の延長がする恐れがあることから服用を禁止されていますので、
この点はご注意してくださいね。
あと他の注意点として・・・
2種類の有効成分からできている高血圧症治療薬に注意
最近になって良く巷に出回っていている
「2種類の有効成分からできている高血圧症治療薬」
には注意が必要です。
これはどういうものかというと
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
+
Ca拮抗薬
という風に、文字通り2種類の薬が配合された降圧剤です。
一般的に「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬+Ca拮抗薬」で見かけるものは
ユニシア配合錠、レザルタス配合錠、アイミクス配合錠等ですね。
これらを服用している場合は
当たり前ですが「Ca拮抗薬」を含んでいるため
グレープフルーツを食べては勿論いけません。
グレープフルーツを食べても良いのは
「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬」のみ場合です。
ですから、この点は十分気をつけましょうね^^
それでは、今回はこの辺で失礼します。
降圧剤・減塩・運動なしで血圧を39mmHg下げたやまざきの治療体験記
こんにちは、サイト管理人の医療従事者やまざきです。
降圧剤を飲むと死を招く恐れがあります。
と言われても
死なないために降圧剤を飲むんじゃないの?
と思いますよね。
でも実際に私の患者さんで亡くなった方がいます。
その方はお孫さんを可愛がる、釣りが趣味の明るい方でした。
でも、もう帰ってくることはありません。
私自身、高血圧になりわかりました。
世の中の高血圧治療は嘘だらけだったことを。
そして『本当に』正しい血圧改善法を知り試した結果
降圧剤・減塩・運動なしで根本から血圧を下げることができました。
その値、なんと最高血圧-39mmHg,最低血圧-30mmHg
その方法を私の元に来院される患者さんに伝えると
ありがたいことに血圧が良くなった方がいます。
高血圧は降圧剤・減塩・運動なしでも根本から改善することができるのです。
私が高血圧を根本から改善することができた秘密は下記リンクからどうぞ
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降圧剤・減塩・運動なしで血圧を改善したやまざきの治療体験記
最高血圧 -25mmHg、最低血圧 -18mmHgの数値の変化がありました
詳しくは以下の画像をクリックしてね
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