今や日本人の約4300万人の患者がいる高血圧・・・
もはや国民病といっても過言ではありません。
そんな高血圧を医療に携わる人に対して
どんな状況になっていて、
どんな病気になりやすく、
それらをどう改善していけばいいのか
ということをまとめた
「高血圧ガイドライン2014(JSH2014)」
というものがあります。
今回の記事ではその「高血圧ガイドライン」を
医療従事者の私が見て感じたことを書いていこうと思います。
目次
高血圧ガイドライン2014(JSH2014)とは?
高血圧ガイドライン2014はJSH2014という別名が付いていて
このJSHは日本高血圧学会の英語である
「The Japanese Society of Hypertension」
から取られてます。
この高血圧ガイドラインは2000年に第1版が出版されて
2004年,2009年,そして2014年に改訂されて
高血圧ガイドライン2014で第4版になります。
このガイドラインを作るにあたって
医師だけではなく薬剤師や保険師、看護師、栄養士
といった専門家の協力の基につくられました。
高血圧ガイドライン(JSH2014)の目的
簡単に言うと
高血圧の患者数はあまりにも多くて
高血圧専門医だけではさばききれないから
開業医や薬剤師、保険師、看護師、栄養士といった人に
ガイドラインを見てもらうことによって
適切な治療法を提示できるようにしましょう!
という感じです。
高血圧ガイドライン(JSH2014)の構成
ガイドラインには以下の14の章から成り立っています。
序章
第1章 高血圧の疫学
第2章 血圧測定と臨床評価
第3章 治療の基本方針
第4章 生活習慣の修正
第5章 降圧薬治療
第6章 臓器障害を合併する高血圧
第7章 他疾患を合併する高血圧
第8章 高齢者高血圧
第9章 認知症
第10章 女性の高血圧
第11章 小児の高血圧
第12章 特殊条件下高血圧
第13章 二次性高血圧
高血圧になることでどんな病気を引き起こすのか
患者のタイプによってどう対処するのかが書かれた
14個の章で130ページに及ぶ超大作なのですが
このガイドラインを私が読んで思ったことがあります。
医療従事者の私(山崎)が思うこと
ガイドラインを読んで私が思ったこと・・・
それは
症状や血圧の数値改善に降圧剤を使うように誘導している
ということです。
降圧剤の危険性は言わずに降圧剤ばかり勧めている
以前こちらの記事でも書いたのですが
降圧剤自体が持つ副作用以外に
もっと恐ろしい副作用があります。
認知症や脳梗塞、白内障、緑内障といった
一生治らなかったり後遺症が残ったり
最悪死んでしまいかねない副作用です。
ですがガイドラインにはそれが全く書いていません。
・・・といっても、ある意味それは当然なのです。
このガイドラインを監修しているのは主にお医者さんで
対象としているのも開業医の人を対象にしているからです。
降圧剤は根本的に治療するわけではなく
いわゆる対症療法ですので
処方されると飲み続けなければいけません。
するとお医者さんも薬をだすだけで楽ですし
病院に来てくれるので儲かります。
そして製薬会社も降圧剤を使ってくれればくれるほど
それだけ薬を売ることができますから儲かります。
降圧剤の市場規模は1兆円規模と言われているので
いかに儲かっているかがわかると思います。
だからお医者さんと製薬会社にとっては
降圧剤を使ってくれるというのは非常に都合がいいのですよ。
しかも降圧剤を飲むと血圧が下がるのは事実ですから
見た目上は患者にとっても都合がいいので厄介なのです。
生活習慣の修正項目が余りにもお粗末
ガイドラインの基本スタンスは
「多くの高血圧患者は生活習慣の修正だけでは
目標とする降圧を得ることができない」
ということからなのか生活習慣の修正に関してものすごいお粗末です。
食塩制限(減塩)
例えば高血圧になると減塩しましょうとよく言われますし
実際にガイドラインでも減塩しましょうと書かれています。
確かに減塩は内臓を傷めることにつながるので
摂りすぎが良くないということは間違いありません。
なので減らす方向性自体は間違っていないのですが
なんでもかんでも減塩減塩は私は違うと考えています。
なぜなら
そもそも日本人の半分は食塩を摂っても血圧が上がりません。
これを食塩非感受性というのですが
ガイドラインでは一貫して食塩感受性を前提に話しています。
もちろん食塩感受性の人にとっては
減塩は非常に重要な項目なのですが
食塩非感受性の人に対するアプローチは一切ありません。
「しばらく減塩して効果が無かったら食塩非感受性と認める」
というような記述があればまだしもですよ・・・
栄養素と食品
こんな栄養を摂るといいですよぐらいのさらっとした記述はあっても
こういう食品を摂ればいいですよという具体的なものはありません。
せっかくどんな栄養を摂るといいのかということを書いているのなら
具体的にどんな食品が多く含まれているかを少しくらいは書いて
これを読んだお医者さんに言わせるようにすることもできるはずです。
でもそれは全くと言っていいほどありません。
だからガイドラインを見たところで
食事による具体的な改善法を教えられないので
結果的に降圧剤に向かわせようとしているように感じます。
運動
ガイドラインの中ではまだましでしたが
やはりこれも具体性に欠ける印象です。
Ⅰ度高血圧の人に対しては有酸素運動がいい事や
ストレッチ運動について触れられていて
運動を勧めましょうねというくらいでしかなく
実際にどのようにすればいいということは書いていません。
だからここでもあまりお医者さんに
具体的な案を提示させないようになっていて
降圧剤を使わせるようにしているように感じます。
運動や食事で血圧を改善しましょう!
医療従事者の私としてはやはり危険性が考えられる
降圧剤に頼らずとも血圧を下げていただきたいですし
実際に私も降圧剤に頼らずに血圧を下げた過去があります。
だからこそ私はこのサイトでは一貫して
食事両方と運動療法で高血圧改善を勧めています。
そこでここからはガイドラインには欠けていた
運動療法と食事療法の指針を書いていこうと思います。
運動で改善
運動療法で血圧を改善しようと思った際に
有酸素運動(ジョギングやランニング)をすることで
血圧を下げる効果があります。
Ⅰ度高血圧の方であれば有酸素運動を
普通にしていただいて問題ないのですが
Ⅱ度、Ⅲ度高血圧の方は注意が必要です。
というのもⅡ度、Ⅲ度高血圧の方は
既に血管に非常に負担がかかっているため
きつめの有酸素運動をしてしまうとより血管に負担がかかり
いつ血管が破けてもおかしくない状態になります・・・
ですのでⅡ度、Ⅲ度高血圧の方は
軽めの有酸素運動をしていただくか
こちらの記事に書いているような
ストレッチを実践していただきたいです^^
これであれば運動する時間が無くても
日常的に取り入れることができますからね。
もちろんⅠ度高血圧の方にも効果はありますよ!
食事で改善
食事で改善するにはどんな食べ物が
血圧に効果があるのかを知ることが重要です。
基本的に血圧に効く栄養素は4つ(厳密に言えば6つ)あって
①カリウム
②カルシウム・マグネシウム
③タウリン
④DHA・EPA
があります。
それぞれどういう風に血圧に効果があるのかは
こちらの記事に記載していますが
この4つの栄養素が含まれている食品を
積極的に摂っていきましょう!
まとめ
今回は高血圧ガイドラインを私が読んでみて
感じたことをテーマにお話していきましたが
いかがだったでしょうか?
血圧を下げる効果があるだけで治すわけではないですし
副作用もあって安心して使えるとは言い難いので
私は医療従事者として安易に降圧剤は勧めたくありません。
ですので食事療法と運動療法を取り入れて
薬に頼らない血圧への対処をしてほしいです。
それが高血圧の根本的な対策になりますからね!
降圧剤・減塩・運動なしで血圧を39mmHg下げたやまざきの治療体験記
こんにちは、サイト管理人の医療従事者やまざきです。
降圧剤を飲むと死を招く恐れがあります。
と言われても
死なないために降圧剤を飲むんじゃないの?
と思いますよね。
でも実際に私の患者さんで亡くなった方がいます。
その方はお孫さんを可愛がる、釣りが趣味の明るい方でした。
でも、もう帰ってくることはありません。
私自身、高血圧になりわかりました。
世の中の高血圧治療は嘘だらけだったことを。
そして『本当に』正しい血圧改善法を知り試した結果
降圧剤・減塩・運動なしで根本から血圧を下げることができました。
その値、なんと最高血圧-39mmHg,最低血圧-30mmHg
その方法を私の元に来院される患者さんに伝えると
ありがたいことに血圧が良くなった方がいます。
高血圧は降圧剤・減塩・運動なしでも根本から改善することができるのです。
私が高血圧を根本から改善することができた秘密は下記リンクからどうぞ
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降圧剤・減塩・運動なしで血圧を改善したやまざきの治療体験記
最高血圧 -25mmHg、最低血圧 -18mmHgの数値の変化がありました
詳しくは以下の画像をクリックしてね
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