禁酒で高血圧は治るか？その真実について詳しく述べてみた

「健康診断を受けたら高血圧と診断されてしまった・・・」

恐らくは、医療機関等で高血圧と診断された人は

自覚症状がなく、急にこのように言われる方が非常に多いと思います。

そして、高血圧を改善するために降圧剤を飲む人が

日本ではほとんどなのですが、こちらの記事に書いてある通り

降圧剤はなぜ血圧が下がるのかが、現在では解明されておりませんし、

認知症も引き起こす可能性が高いとデータが出ていることから、

あまり降圧剤に頼るのは良くないのが真実なのです。

ですから、頑張って「食事療法」や「運動療法」で

血圧は下げた方が良いのが事実ですが・・・・・

お酒をよく飲む方は「禁酒」に

血圧を下げる効果があるのかないのかを、

気にしている方が多くいらっしゃいます。

確かに、禁酒で血圧が改善されるのでしたら、

我慢できる方は頑張って禁酒して、

命の危険に関わる高血圧を改善していきたいものです。

と、言うことで、今回は

「禁酒で高血圧は治るか」

の真実について詳しく述べていきたいと思います。

アルコールと血圧の関係は非常に複雑です

「禁酒で高血圧は治るか」の結論から言いますと

禁酒をすることでの、高血圧は治る見込みは少ないと思います。

むしろ、禁酒をしてイライラしてしまうような人は

かえって高血圧に対して良くない影響も出ると私は思っております。

なぜなら、こちらのアルコールと血圧に関して詳しく書いた記事に

書いたのですが、アルコールと血圧の関係性は非常に複雑であり、

アルコールは短期的には血圧を下げる効果があるのですが、

長年量を飲み続けることにより、

・長い間、アルコールを飲み続けると、心臓の拍動を速める交感神経の活動が失われる

・長い間、アルコールを飲み続けると、腎臓からマグネシウムやカルシウムが失われる

・お酒と一緒に食べる「おつまみ」が塩分や油分が高いことから高血圧の原因になる

このような出来事によって血圧を上げる作用もあるからです。

このことからもよくお酒の習慣がある人が

「禁酒」を急にしたからといって血圧がすぐに下がるかどうかというと

長い間で徐々にアルコールの採用によって

高血圧になるような状態になっていったので、

正直、高血圧が治ったり、改善したりする効果は少ないと思うのです。

しかし！

だからと言って、飲み続けるは良くありません

「禁酒をしても血圧は下がらないのか・・・じゃ今まで通り飲み続けよう」

と言うのは、少し浅はかな考えです。

なぜなら、何もアルコールは高血圧だけでなく、

他にも様々な病気を引き起こす可能性があるからです。

脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変等、

肝臓の病気になるのはもちろんのこと

飲酒の量が多いと十分な食事の量を取らない傾向が多く、

また下痢などの胃腸症状のため栄養の吸収も不十分になります。

そのため、ビタミン不足となって抵抗力が弱くなったり、

様々な病気を生み出す原因となるのです。

ですので、たまにアルコールを摂取する方は気にしなくても良いかもしれませんが、

毎日だったり、週4、5回と頻繁にアルコールを摂取する方は減らした方が賢明なのです。

・・・・・と言うことで、今回は

「禁酒で高血圧は治るか」

について詳しく述べてきましたが、

禁酒をしたからといって

高血圧が治ったり、改善するかどうかは

難しいことがわかりました。

しかし、お酒は適量であれば良いものの

大量に摂取すると血圧以外にも体に良くない飲み物です。

このことからも禁酒があまり効果がないからと言って、

お酒を今ままでのペースで飲むのは良くないかもしれませんね。

ですから、私は

高血圧の方はお酒が飲めないストレスを感じない程度に

お酒を飲むことを推奨しておりますよ。

それでは、今回はこの辺で失礼します。

降圧剤・減塩・運動なしで血圧を39mmHg下げたやまざきの治療体験記