最高血圧(収縮期血圧)が140以上だと高い?平均はどのくらい?

 

 

血圧を測って最高血圧(収縮期血圧)はどのくらいでしょうか?

 

 

その血圧の値によってはかなりまずいことになるかもしれません。

 

 

今回は最高血圧(収縮期血圧)のどこからが血圧が高いというのか、

年齢平均はどのくらいか、血圧が高いとどうなるのか

について書いていこうと思います!

 

 

最高血圧が高いと言われる基準は140mmHg以上!

 

血圧の基準は以下の表にまとめられています。

 

 

 

この表から見てわかる通り異常値、つまり高血圧と言われるのは

最高血圧が140以上であるということがわかります。

 

 

当たり前ですが上がれば上がるほどよろしくなく

3段階重症度がわけられています。

 

 

血圧の年齢平均はこんな感じです

 

「自分の世代の血圧の値ってどのくらいなんだろう・・・」

という人のために年齢別の血圧の平均がこちらです↓

 

 

※単位はすべてmmHg

(性別)\(年代) 30代 40代 50代 60代 70代
男性  122/78  126/83  135/87  138/84  142/80
女性 112/71 119/76 127/80 137/82 140/78

 

 

こうしてみてみると男性は50代で、

女性は60代で高血圧手前の正常高値になっていることがわかりますね。

 

 

ではなぜ年齢ごとに血圧が上がるのか

そして女性は男性よりも上がる年齢が遅いのか説明します。

 

 

年齢ごとになぜ血圧が上がっているのか

 

血圧が上がる要因の一つとして加齢が挙げられます。

 

 

 

 

体が衰えてくるのももちろんなのですが

血管も衰えてきて硬くなってしまいます。

 

 

いわゆる動脈硬化というものですが

動脈硬化が起こってしまうと血管の内部の大きさが小さくなり

体の隅々まで血液を送ろうと思った際により強い圧力が必要となります。

 

 

そのため最高血圧が上がってしまうという現象が起きてしまいます。

 

 

ですからある意味では避けられない物ではあります。

 

 

女性は50代から60代にかけてが血圧の上昇が顕著な理由

 

女性が男性よりも平均血圧の上昇がみられる年齢が遅いのは

女性ホルモンのエストロゲンの分泌が関係しています。

 

 

このエストロゲンは子宮を作り乳腺を発育させ

月経を促すための女性ホルモンです。

 

 

このエストロゲンは血管の収縮や老化を防ぐ役割があるため

基本的に女性の方が血圧が低く心筋梗塞になりにくい傾向があります。

 

 

しかし50代前後で閉経が起こることで

エストロゲンの分泌量が減ってしまい男性と同程度になってしまいます。

 

 

そのため更年期障害を過ぎるころから

動脈硬化が始まってしまい血圧が上昇するため

50代から60代にかけての平均血圧が上がる

という現象が起こってしまいます。

 

 

高血圧で起こる危険性

 

高血圧になると何がまずいのでしょうか?

 

 

 

 

高血圧の状態が続いてしまうと

血液の圧力に抵抗することで

血管の壁が厚くなってしまいます・

 

 

壁が厚くなるということは

血管の内部の大きさ(内腔)が狭くなり

血液の流れが悪くなります。

 

 

また血管に負担がかかりやすいため

血管壁が傷ついてしまいやすくなり

コレステロールが沈着し内腔が狭くなります。

 

 

こうした狭くなった内腔を突破するために

血圧が上がっていくという悪循環に陥ります。

 

 

危険なのはここからで動脈硬化は自覚症状がほとんどありません。

 

 

そのため気付くと命に係わる大変な病気につながりかねないのです。

 

 

日本人の死亡原因の1位であるがんに次いで多いのは

心疾患と脳血管疾患なのですが高血圧は

どちらの病気の危険因子になってしまいます。

 

 

だから高血圧はサイレントキラーという別名が付いているのですね^^;

 

 

高血圧によってある日突然亡くなってしまう

ということが笑い事ではなく起こりかねないんですよね・・・

 

 

ここからは高血圧で起こる重篤な病気について解説していきます。

 

 

高血圧で起こる危険性① 心疾患

 

まずは心臓に関する病気から説明します。

 

 

高血圧が原因の心筋梗塞

 

心臓に血液を送っている冠動脈という血管が

動脈硬化を起こして狭くなったり

血の塊である血栓が詰まってしまう事で

心臓に血液が通らなくなり心臓の細胞が死んでしまうことをいいます。

 

 

心臓の細胞が死んでしまうとその部分の働きが弱くなり

心臓のポンプ機能が弱まってしまいます。

 

 

締め付けられるような胸の激しい痛みが数十分続き

動悸、息切れ、呼吸困難、顔面蒼白、冷や汗

といった症状がみられそのまま突然死に繋がります。

 

 

手当が早いほど治癒する確率が高いため

もしも発作が起こってしまったら

我慢せずに病院へ行きましょう。

 

 

もし発作が起きて意識があるのなら

発症後6時間以内にカテーテルによる治療が受けられたら

死亡率は10%未満に抑えることができる病気です。

 

 

心臓の細胞は死んでしまうと二度と生き返らないので

死んでしまった部分だけ機能不全になってしまいます。

 

 

もし細胞が死んでしまった範囲が大きいと

後遺症として不整脈や心不全が起こります。

 

 

高血圧で起きた心筋梗塞の後遺症① 不整脈

 

高血圧の人はそもそも心臓に負担がかかり

心臓の筋肉が弱ることで不整脈になりやすい傾向にありますが

心筋梗塞の後遺症としても不整脈が起こります。

 

 

心筋が死んでしまう事によって

心臓の収縮のリズムがくるってしまい

不整脈が起こってしまいます。

 

 

不整脈は脈の打ち方がおかしくなることで

不規則に脈を打ってしまったり

異常に速くなったり異常に遅くなったりします。

 

 

目安として1分間に100回を超える速い脈を「頻脈」

1分間に60回未満の遅い脈を「徐脈」といいます。

 

 

主な症状として動悸がしたり

深刻な場合になるとめまいがして最悪失神してしまいます。

 

 

また一番最悪の場合、心室細動という心臓の心室が小刻みに震えて

全身に血液を送れなくなってしまう致死性の不整脈を起こすことがあります。

 

 

そのため脈の打ち方がおかしいことを侮ってはいけません。

 

 

高血圧で起きた心筋梗塞の後遺症② 心不全

 

心不全は心筋の一部が壊死することで心臓のポンプ機能が

全体的に低下することによって発症します。

 

 

発症した心筋梗塞の重症度にもよりますが

一回の心筋梗塞でポンプ機能が3分の1にまで

落ち込んでしまう事もあります。

 

 

主な症状として下半身がむくんだり

息切れや疲労感を感じやすくなる

といったことが起こるようになります。

 

 

ポンプ機能がかなり落ち込んでしまうと

階段の上り下りのような運動に限らず

家事や食事といった日常の何気ない動作も

非常に疲れやすくなってしまい動けなくなります。

 

 

狭心症

 

心筋梗塞が心臓への血液の供給が長時間途絶えることで発症しますが

狭心症は一時的に血液の供給が減ることで心臓の細胞が死なずに回復します。

 

 

胸の辺りに圧迫されるような痛みや苦しさを感じたりしますが

比較的短時間で症状が治まります。

 

 

心筋梗塞よりはましという感じですが

狭心症になるということはそれだけ動脈硬化が起きている

ということですので気は抜けません。

 

 

あと心筋梗塞との違いは

薬で解決できるかできないかという違いがあります。

 

 

心筋梗塞の場合は薬が全く意味を成しませんが

狭心症の場合は硝酸薬という狭心症の発作を止める薬が効果を出します。

 

 

高血圧で起こる危険性② 脳卒中

 

次に脳に関連する病気です。

 

 

まず脳卒中、脳梗塞、脳出血・・・

と脳○○とつくものの違いがわかりにくいのではないでしょうか?

 

 

まずこの違いなのですがこちらです↓

 

http://no-kosoku.net/about/より引用

 

 

つまり脳卒中が脳の血管に関連する病気の

全体のことを言っているということですね。

 

 

脳卒中による死亡の危険度が

Ⅰ度高血圧の人の場合は理想的な血圧の人の約3倍、

Ⅲ度高血圧の人の場合は7倍以上になってしまいます・・・

 

 

発症した際にハンマーで殴られたような強烈な痛みを感じると言われていて

吐き気や嘔吐、意識を失う、運動障害、感覚障害、言語障害、失語症

・・・と非常に恐ろしい症状が現れます。

 

 

現在の日本では脳卒中のうち約60%が脳梗塞と言われています。

 

 

ということで脳梗塞と脳出血、くも膜下出血について説明していきます。

 

 

高血圧が原因の脳梗塞

 

脳梗塞は主に

 

・ラクナ梗塞

・アテローム血栓性脳梗塞

・心原性脳塞栓症

 

の3つあります。

 

 

ラクナ梗塞

 

これは一言でいうと脳の細い血管が詰まって起こる脳梗塞です。

 

 

日本人に一番多いタイプの脳梗塞です。

 

 

細い血管が高血圧によってダメージを受けて

小さなこぶができて血管が細くなります。

 

 

その細くなった血管に血の塊である血栓が詰まると脳梗塞が起こります。

 

 

アテローム血栓性脳梗塞

 

ラクナ梗塞が細い血管なのに対して

アテローム血栓性脳梗塞は太い血管です。

 

動脈硬化で狭くなった脳の太い血管に血栓ができてしまい

太い血管が詰まってしまう脳梗塞です。

 

 

心原性脳塞栓症

 

アテローム血栓性脳梗塞と同じで太い血管が詰まるのですが

詰まり方がアテローム血栓性脳梗塞と違います。

 

 

心原性脳塞栓症は心原性という名の通り

心臓にできた血栓が血流にのって脳まで運ばれて

その血栓が脳の太い血管に詰まることを言います。

 

 

後遺症が残る率や死亡率も高い脳梗塞になりやすいと言われています。

 

 

脳出血

 

脳出血は脳内の血管が破れて脳の中で出血することを言います。

 

 

脳の小動脈に高血圧が原因で小さな血管のこぶができて

そのこぶが破裂することによって起こります。

 

 

くも膜下出血

 

脳出血との違いが分かりにくいですが

脳出血は脳の中だったことに対して

くも膜下出血は脳の表面で起こります。

 

 

基本的に脳出血と原因は同じで小さな血管のこぶが破裂して起こります。

 

 

 

高血圧で起こる脳卒中の後遺症

 

脳卒中になってしまうと日常生活に支障をきたしてしまう

非常に重い後遺症が多いのが特徴です。

 

 

主な後遺症として8つあります。

 

 

脳性麻痺

 

脳性麻痺は体の神経機能がマヒしてしまい

様々な症状が出てしまう病気です。

 

 

どんな症状が出るかというと

 

・体の片側がマヒして動かなくなってしまったり

 少ししか動かせなくなる片麻痺や半身麻痺

 

・細かい動作ができなくなってしまったり

 手足の動きのコントロールができなくなる運動機能の低下

 

・正しい姿勢が取れなくなる

 

といった症状がでます。

 

 

言語障害

 

言語障害は言葉を理解できなくなってしまったり

伝えたいことが伝えられなくなってしまい

意思の疎通ができなくなってしまう事です。

 

 

話す言葉ももちろんですが文字も書けなくなってしまう

といった症状が出てしまう場合もあります。

 

 

認知障害

 

これは殆ど認知症と同じで

空間を認識できなくなったり物や人の名前を思い出せない、

迷子になってしまうという症状が出てしまいます。

 

 

感覚障害

 

感覚障害は痛みや暑さ、寒さに鈍くなってしまいます。

 

 

脳性麻痺でおこってしまった障害の側に

感覚障害が起こる可能性が高いです。

 

 

嚥下障害

 

嚥下障害は舌やの喉を動かす神経がマヒしてしまったり

飲み込みに必要な神経をうまく動かせなくなってしまう障害です。

 

 

この障害が怖いのは食べ物をうまく呑み込めないため

食べ物が気管支や肺に入ってしまい呼吸ができなくなってしまったり

命に関わる肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こしてしまう危険性があることです。

 

 

また食べ物を飲み込むだけにとどまらず

寝ている最中に唾液が気管支や肺に入ってしまい

誤嚥性肺炎の原因になってしまう事があります。

 

 

視野障害

 

視野障害になってしまうと視覚には問題がないのに

見える範囲が狭まるという症状が出ます。

 

 

そのため単独で行動するときに横からくる自動車や

道の端にある溝に気付かないといった危険性があります。

 

 

排泄障害

 

排尿をコントロールしている大脳や脳幹という場所に

障害がおきると排泄障害が起きてしまいます。

 

 

尿や便を漏らすことが増えたり

逆に尿や便を出せなくなってしまったり

頻尿になってしまったりという症状が出ます。

 

 

人格・精神面の変化

 

脳卒中を起こすと発症する前とは別人のように

人格や性格が変わってしまう事があります。

 

 

感情をコントロールできなくなってしまい

怒りっぽっくなったり急に泣き出したりと

人とのコミュニケーションに問題が生じます。

 

 

また注意力や集中力の低下、やる気がなくなる

元気がなくなってしまうという症状が出ることもあります。

 

 

このような症状が出ることによって

他人との接触を避けてしまい寝たきりになったり

うつ病や認知症へとつながってしまいます。

 

 

 

高血圧で起こる危険性③ 腎疾患

 

高血圧になると腎臓にも悪影響を与えます。

 

 

ここでは2つ紹介します。

 

 

どちらの病気も進んでしまうと最終的には腎不全になり

体内の老廃物が十分に排泄できなくなって

血液透析が必要になってしまいます。

 

 

 

腎硬化症

 

高血圧で腎臓の細動脈の硬化が進行してしまうと

毛細血管の塊である糸球体が硬くなり

腎臓の機能が低下してしまう事です。

 

 

殆ど自覚症状がなく気付いたときには

既に罹患していたということになりやすい病気です。

 

 

慢性腎臓病

 

腎機能が低下してしまい尿にたんぱくが出続ける病気です。

 

 

初期には自覚症状がなく病気が進行すると

貧血や倦怠感、むくみ、息切れ、夜間尿

といった症状が現れます。

 

 

自覚症状がないままゆっくりと進行していき

腎機能の回復は見込めません。

 

 

まとめ

 

今回は高血圧の基準から年代ごとの平均、

そしてどんな病気に繋がるか

という話でしたがいかがだったでしょうか?

 

 

高血圧によって引き起こされる病気は

本当に命にかかわるものばかりです・・・

 

 

気付いたら手遅れだったということがないように

血圧の管理には本当に気を付けてくださいね!

 

 

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